京都大学医学部 茶道部様

令和に入ってからの納材事例3件目は、お大師様、弘法大師空海とも縁の深い京都への納品です。
令和2年が始まって間もないある日、お問い合わせフォームより京都大学茶道部の学生様から「茶室の炉縁を高野霊木で製作してほしい」とのご依頼をいただきました。
京都大学茶道部様は、年に1回テーマを決めた茶会を3月に開催されているそうです。今年のテーマが「弘法大師空海」、お大師様ということでウェブ検索をしていたら高野霊木の存在を知り、ぜひ茶会で使いたいとのご連絡でした。
令和2年3月中旬、春の陽気の中で京都大学にお伺いし、納品させていただきました。
白手袋をして炉縁を受け取り、部室の炉にはめてくださいました。丁寧に扱ってくださることを嬉しく思うともに、高野霊木の重みを改めて感じました。
残念ながら、3月の茶会は新型コロナウイルスの影響で中止となってしまいましたが、正式な茶室にも炉縁を設置した写真を送ってくださいました。
茶室と高野霊木の親和性の高さ、美しさが際立ち、大事にしてくださっていることが伝わる写真。私たちも凛とした気持ちになります。

 

令和になり、1年が経ちました。
今、世の中は大変な様相を呈しています。
「生かせ いのち」
高野山の掲げるメッセージ。
私たちは粛々と、この世界、自然という曼陀羅の中で、高野山の森を守り次世代につなげるため、想いに応えるため、高野霊木を人々に届けていく所存です。

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